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『住宅建築』8月号は、永田昌民の設計手法の魅力を最近作から読み解きます。

特集
永田昌民 営みの輪郭

永田昌民が40年余りの設計活動のなかで、手がけた住宅は150軒ほどにのぼります。こと近年は、成熟の一方で今までにも増してみずみずしさを醸し出し、蓄積されたノウハウと相まって、いっそうの住み心地の良さを生み出しています。150軒の積み重ねを経て、すべてに一目でN設計室とみてとれるスタイルが貫かれていますが、いつも新作に新鮮な印象を受けるのは、"敷地を読む"ことに重きを置くその手法にあるようです。住まいという器の設計だけにとどまらず、人の営みという生の輪郭を紡ぎだす永田昌民の住宅の魅力を最近作7軒と詳細図集から探ります。


特集「永田昌民 営みの輪郭」より
 


 


 


インタビュー「住まいという風景を探して/永田昌民」(写真=大橋富夫)
 


 


「クイーンズメドウ・カントリーハウス(遠野馬付住宅)」(写真=大橋富夫)
 


 


「安曇野の家」(写真=大橋富夫)
 


「秋津の家」(写真=岩為)
 


詳細図集「安曇野の家」
 

略歴
永田昌民(ながた・まさひと)
1941年 大阪府生まれ
1967年 東京藝術大学美術学部建築科卒業
1969年 東京藝術大学美術学部建築科修士課程(吉村順三研究室)修了
1969〜1973年 同大学奥村昭雄研究室にて、愛知県立芸術大学キャンパス計画に参加
1971〜1973年 同大学非常勤助手
1976年 益子義弘とM&N設計室を設立
1984年 N設計室に改称



特別記事
39年の時を経た名建築に住む
宮崎台ビレジ


東急電鉄が開発した初期の集合住宅で、独立間もない内井昭蔵が設計をした3つの集合住宅(桜台ビレジ、桜台コートビレジ、宮崎台ビレジ)のうちのひとつ「宮崎台ビレジ」(1971年)を紹介します。この建物は敷地面積約8,000平米のなかに建蔽率19%という低さで、起伏に富んだ中庭を囲むように配置され、敷地に溶け込むかのように佇んでいます。また、建築のスケルトンとしても高いポテンシャルをもち、実際にBタイプ住戸を購入し改修した建築家の自邸「斜景の棲家」(設計=村田基幸+安田綾香/L&Cdesign)を紹介します。また、この集合住宅に込められた内井昭蔵の建築家としての姿勢について、内井乃生夫人にお話を伺うなど、39年経た現在も生き続け、継承される空間を図面資料などとともに多方面から紹介していきます。


「宮崎台ビレジ」(写真=大橋富夫)
 


「斜景の棲家」(写真=大橋富夫)
 


インタビュー「内井乃生夫人に聞く 宮崎台ビレジに見る建築家内井昭蔵の姿勢」

 

略歴
内井昭蔵(うちい・しょうぞう)
1933年 東京都生まれ
1956年 早稲田大学第一理工学部建築学科卒業
1958年 早稲田大学大学院修士課程修了
1958〜1967年 菊竹清訓建築設計事務所。
1967年 内井昭蔵建築設計事務所設立
1992年 京都大学博士(工学)学位取得
1993〜1996年 京都大学工学部建築学教室教授
1996〜2002年 滋賀県立大学環境科学部教授
2002年8月3日逝去。勲三等旭日中綬章。


   



 


 

●2010年8月号 目次

特集
永田昌民 営みの輪郭

住まいという風景を探して
 ……インタビュー 永田昌民

馬と人が共生する現代の曲がり家
クイーンズメドウ・カントリーハウス(遠野馬付住宅)
 設計=永田昌民/N設計室 + 谷英樹/谷設計所

インタビュー 田瀬理夫さんに訊く
馬と人の文化を再編成する

田園風景をのぞむ変形L字型プラン
出雲の家
 設計=永田昌民/N設計室

北アルプスの山並みをのぞむスキップフロアの住まい
安曇野の家
 設計=永田昌民/N設計室

35年前に設計した住まいの建替え
あきる野の家
 設計=永田昌民/N設計室

東西に抜けをもつ住まい
秋津の家
 設計=永田昌民/N設計室 + 谷英樹/谷設計所

海をのぞむ展望台をもつ住まい
葉山の家
 設計=永田昌民/N設計室 + 徳田英和設計事務所

茶室を備えた落ち着きある平屋の住まい
南アルプス市の家
 設計=永田昌民/N設計室

木製ベランダのある北国の住まい
仙台の家
 設計=永田昌民/N設計室

N設計室詳細図集

N設計室の仕事リスト 2007〜2010・6月

特別記事
39年の時を経た名建築に住む
宮崎台ビレジ
 設計=内井昭蔵建築設計事務所

宮崎台ビレジBタイプ住戸の改修
斜景の棲家
 設計=村田基幸 + 安田綾香/L&Cdesign

インタビュー 内井乃生夫人に聞く
宮崎台ビレジに見る建築家内井昭蔵の姿勢
 ……聞き手=安田綾香

連載
極北住宅物語 第11回 アラスカンハウス          写真・文=園原 徹

欧羅巴建築見聞記 第13回 AEGタービン工場 
設計=ペーター・ベーレンス 1909年 ドイツ・ベルリン
文=栗田 仁  写真=宮本和義

書評:写真家・大橋富夫の原点を探る
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