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 東日本大震災から7年が経過しました。安藤邦廣さんと地域の人たちによる板倉の家づくりの取り組みから、復興のこれからを考えます。   


[特集]

復興と向き合う東北と板倉                撮影=齋藤さだむ

  震災から7年が経過し、仮設住宅の多くはその役目を終え解体が進んでいます。一方で安藤さんが建設に関わった会津若松の板倉の仮設住宅は、初めての復興公営住宅として転用されました。また、津波で甚大な被害を受けた南三陸では、安藤さんも一員として活動する「南三陸木の家づくり互助会」によって、板倉の復興住宅の建設が進んでいます。地域の人々の互助によってつくられる木の家は、南三陸の豊富な森林資源の活用につながり、地域の人々や産業、職人とのつながりもつくり出しています。
 安全な生活を確保するだけではなく、その場所で永く、心地よく暮らしていくためにはどうすべきか。復興に向けた7年間の取り組みから、東北のこれからを考えます。

写真=齋藤さだむ、安藤邦廣


第1部 南三陸のこれから──自伐林業でつくる木の家 


座談 森里海をつなぐ互助会の活動 
小野寺寛、後藤一磨、清水信義、渡辺啓、渡辺公、阿部俊哉、鈴江茂敏
安藤邦廣、上野弥智代(里山建築研究所)

写真=齋藤さだむ



食と音楽で人の輪をつなげる地域の憩いの場
コミュニティ・カフェ commons   設計=里山建築研究所

写真=齋藤さだむ



自ら伐り出した木でつくる縁の巡る家
渡辺邸   設計=里山建築研究所

写真=齋藤さだむ



南三陸の魅力を共有し、発信する拠点へ
汐だまり   設計=里山建築研究所

写真=齋藤さだむ



茅葺き民家の記憶を引き継ぐ
後藤邸   設計=里山建築研究所

写真=齋藤さだむ



板倉による復興住宅のモデルとして
木村邸   設計=里山建築研究所

写真=齋藤さだむ



第2部 仮設住宅実現からの7年 
 
震災復興で新たな領域を切り開く
──板倉による仮設住宅から復興住宅への取り組み   文=安藤邦廣

被災者の暮らしを包む板倉の家
いわき市高久第十応急仮設住宅   設計=安藤邦廣+里山建築研究所

写真=齋藤さだむ



仮設住宅から復興公営住宅への転用
会津若松市城北小学校北応急仮設住宅  仮設住宅設計=安藤邦廣+里山建築研究所
福島県営城北団地   復興住宅設計=荒川建築設計事務所/荒川浩

写真=齋藤さだむ、安藤邦廣



[特別記事]

実測図面が語るもの その8
「自由学園明日館」講堂1 建築の骨  
金澤良春+福田竜

  フランク・ロイド・ライトの弟子として、ライトと共に「自由学園明日館」の設計にあたった遠藤新。講堂は遠藤新単独の設計です。大地震が発生した場合に倒壊の危険性があると診断されたため、3年間の解体・保存修理工事が行われ、2017年より使用が再開されています。金澤さんは、作品集に掲載されている講堂の図面からは詳細が読み取れないこと、講堂の構造について言及されたものがなかったことから、この解体修理工事の期間を利用し実測。重厚感漂う建築の「骨」とは? 材料が十分に確保できない時代に建築家の創意工夫によって実現した構造を、実測図によって解き明かします。

写真=岩崎和雄



[シリーズ]

森と人と建築と 第9回
Laki Senanayake Art and Forest
Part3 ──青と緑のラグーン──ふたつのリズムの協奏曲   企画・監修=落合俊也

 スリランカを代表するアーティスト、ラキ・セナナヤキさんの活動を紹介するシリーズの最終回です。今回取り上げのは海辺のホテル「C beyond Nilaveil」と森の中に建つ住宅「Ritigala house」。とくに、長い柱によって空中に浮いているかのような「Ritigala house」の迫力は圧倒的です。これまで、自然界がもつ「リズム性」に注目してきた落合さんは、この二つの建築にもそれぞれ太陽と月のリズムが反映されていると言います。建築に自然のリズムを取り入れることで、健康で快適な生活ができるのではないか? 座談では、温熱環境と建築デザインについて実践してきた伊礼智さんと南雄三さんをゲストに迎え、これから目指すべき住宅のあり方についてお話いただきました。


人体と森羅万象のリズム 文=落合俊也 

INTERVIEW WITH LAKI「芸術・環境・技能」  Laki Senanayake

座談 より健康に住まうために──今の住宅のつくり方は正しいのか── 
南雄三×伊礼智×落合俊也

写真=畑拓


[シリーズ]

研究室からフィールドへ 第35回 
蔵舞台/太田アートガーデン
ホルヘ・アルザマン研究室(慶應義塾大学大学院工学研究科空間・デザイン工学専修)


[連載] 

新連載 INTERIOR ─SPACE OF OMOTENASHI─
Dimacro's House  MIKI TAKASHIMA

アトリエCOSMOSの木造建築 第17回
COSMOSハウス 18年前の設計と18年後の検証Part2
─理性と感性は同居できるか?─ 
 白鳥健二


[講演会レポート]
『住宅建築』2017年12月号発売記念講演会
 岸上勝彦・丸山寛文
「現場でつくる建築の魅力」
  
書評  評者=若原一貴 
『時間のなかの建築』
モーセン・ムスタファヴィ、デイヴィッド・レザボロー 著(鹿島出版会、1999年)  

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