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 さまざまな条件のなかでつくり出される建築の「形」。現代における魅力ある佇まいやプロポーションを探る。


[特集]


佇まいとプロポーション

 住まい手にとって暮らしやすく居心地の良い空間を実現しながら、敷地や予算といった制限とのせめぎ合いのなかで、美しい建築の「形」がつくり出されていく。これからの建築の佇まいとプロポーションとは? 7軒の住まいからその魅力と工夫に迫る。巻頭インタビューは建築家・堀部安嗣氏。影響を受けてきた佇まいやプロポーションの建築、自身の設計活動を振り返りながら、これから目指すべき建築の「姿」について語ってもらった。

インタビュー 寛容さをもつ佇まい  堀部安嗣

写真=鈴木研一


都市のなかに立体的な路地をつくる
重箱ハウス  設計=メグロ建築研究所/平井充+山口紗由

写真=畑拓

地域と共にある家を目指して
兄の家   設計=吉武聖建築設計事務所

写真=畑拓


二世帯を繋ぐ2つの屋根
蔵王の家   設計=くらし設計室/穂垣友康+穂垣貴子

写真=笹倉洋平


庭・建築・家具の一体感が生み出す心地良さ
右京の家   設計=A.C.E波多野一級建築士事務所/波多野崇

写真=市川靖史


敷地を活かすふたつの佇まい
斜面地の家   設計=野村建築研究所/野村正晴+會田涼子+越智工務店

写真=白谷賢


「ななめ」がつくる奥行きある住まい
HouseW   設計=Atelier HMC/森山ちはる

写真=有川幸雄


緑と共に育つ小さな佇まいの家
清瀬の小住宅  設計=若原アトリエ/若原一貴

写真=浅田美浩



[特別記事]

改修+増築で新たな歴史を刻む住まい

 福岡県八女市に残されていた築100年を超える蔵。劣化も激しく、当初は取り壊される予定だったが、設計者の「残したい」という強い想いが建主の心を動かした。地元の学生たちとのワークショップによって、取り壊してすべてを新築するよりも低い予算で抑えることができた。改修+増築によって、長い時間を経て生まれた趣を残すことと、住み心地の良さを両立した住まいは、蔵の記憶を継承しながら、新しい歴史を刻んでいく。

既存蔵と増築が生み出す対比的な佇まい
八女蔵の家   設計=設計+制作/建築巧房/高木正三郎

写真=八代哲弥


実測図面が語るもの その7

坂倉準三のデビュー作「飯箸邸」3

モダニズムの実践──伝統から未来を発見する

 金澤良春

 「飯箸邸」実測図面シリーズの最終回。坂倉はシャルロット・ペリアンとの交流をとおして、民藝運動の主導者である柳宗悦や濱田庄司らとも交流をもった。特に濱田との交流のなかでは、坂倉が栃木県益子にある濱田庄司邸を訪れ、当時すでに失われつつあった日本の民家を移築し再生させることに深く共感していた。また、益子近辺で採れる大谷石を建築にも用いるようになり、初めて使用したのが「飯箸邸」であった。一方で民家に向けられた柳たちの目と坂倉の目には違いもあり、坂倉は民家から、さらには民藝からも、新しい建築、モダニズムを見出していた。



[シリーズ]

研究室からフィールドへ 第30回 
高知工科大学システム工学群建築・都市デザイン専攻 渡辺菊眞研究室
地域地球型建築をめざして 「金峯神社プロジェクト・地空庵」


[連載] 

アトリエCOSMOSの木造建築 第12回
「ヒマラヤ杉の家」─「小さな共同住宅」か「大きな専用住宅」か─ 
 白鳥健二


[講演会レポート]
 『住宅建築』2017年2月号発売記念講演会
  後藤治・能登路雅子「登録有形文化財のいま」

[書評1]
 文=花田佳明
 平良敬一 著『平良敬一建築論集 機能主義を超えるもの』(風土社、2017年)

[書評2]
 文=伊郷吉信
 トーベ・ヤンソン 著『島暮らしの記録』(筑摩書房、1999年)、
 ボエル・ウェスティン 著
『トーべ・ヤンソン──仕事、愛、ムーミン(講談社、 2014年)、
 アンドレ・ブルドン 著
『秘法十七番』(昌文社、1999年)
    
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