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 4月号特集では、柱を空間から消去した建築が多くつくられる昨今、あらゆる角度から柱の存在根拠を考える。


[特集]


続・柱と建築 虚実皮膜の向こうへ

 本特集は、本誌2014年10月号の特集「柱と建築」の続編にあたる。前回は古代〜前近代までを対象に、社寺/象徴、民家/技術という2つの出発点から柱の本質を捉えることを試みた。今回は、象徴を精神性、技術を仮設性・永遠性というキーワードに発展させ、近代〜現代、そして未来へ向けた柱と建築の意味と存在、可能性を考える。

写真=平山忠治

現代における柱型住空間への提言
柱の「開かれ」を求めて  文=福島加津也

SH-30   設計=広瀬鎌二

写真=平山忠治

柱の意味を解体する@ 仮設性│永遠性
柱の技術から、壁の消去と空間の透明性を見る  文=福島加津也

柱の意味を解体するA 象徴性│精神性
柱の形式性がわれわれの“現代病”を克服する  文=大松俊紀

呉羽の舎   設計=白井晟一研究所

写真=村井修

柱・その単独性と共同性  文=中谷礼仁

起点としての柱  文=六車誠二

木造軸組構法のプレファブリケーション
PA-1 
  設計=六車誠二建築設計事務所

写真=笹倉洋平



四本の天竜杉が棟を支える
四本柱建物 
  設計=大松俊紀アトリエ

写真=淺川敏



建築の原型を日常に組み込む
柱と床 
  設計=福島加津也+冨永祥子建築設計事務所

写真=傍島利浩



[特別記事]

時を紡ぐ1

 金沢市街地に建つ都市型倉庫併用住宅の倉庫部分の建て替え(離れ)と主屋の改修を紹介する。昭和初期に建てたとされる倉庫と昭和40年代に建てられた主屋をつなぐ車庫兼作業場は、金沢城敷地内にあった第七連隊陸軍兵舎が火災した際に燃え残った明治期の古材が使われていた。古色塗りを再利用し、金沢の街並みに調和する在り方が模索された。


古材を再利用し新築した離れと主屋の改修
金沢Y邸離れ・主屋 
  設計=中山利恵

写真=白谷賢


時を紡ぐ2

 「玉川邸」(本誌1991年4月号掲載)が竣工して25年。増築されたアトリエは再び安藤邦廣さんによって板倉構法で建てられたが、同じ板倉でも見た目には大きく変化している。この25年間で山を取り巻く環境も大きく変わり、それが構法に現われているのだという建主と安藤さんの対談、さらに、進化した板倉構法の最新標準仕様を図面とともに解説する。


新旧の板倉構法
玉川邸 
  設計=里山建築研究所/安藤邦廣

写真=齋藤さだむ


吉田璋也の建築の原点──鳥取民藝運動の軌跡
吉田璋也と民藝運動の建築  文=木谷清人

 「民藝の父」柳宗悦に対して「民藝の母」と呼ばれる吉田璋也は、医師でありながらも柳の見出した民藝の美を現代の日常に取り入れるべく、新作民藝を企画・デザイン・生産・販売・普及する運動を展開した。その対象は民藝品に留まらず、建築、さらに文化財や景観保護にも及び、鳥取砂丘の天然記念物指定にも関与している。それら活動全般を振り返る。


写真=北田英治

写真提供=鳥取民藝美術館



[シリーズ]

研究室からフィールドへ 第21回
エネマネハウス2015 学生が考える、将来の家
──エネルギー・ライフ・アジア

 関東学院大学/芝浦工業大学/山口大学/立命館大学/早稲田大学


[連載] 

古民家 その用と美に学ぶ  第6回
古民家をゆく1 ──合掌造り  松井郁夫

アトリエCOSMOSの木造建築 第3回
「2×4」と出会う――その2
 小品6題──独立壁の景色を空間に持ち込む

 白鳥健二


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[講演会レポート]
神楽坂建築塾 公開講座
長谷川堯 「都市の記憶、建築の記憶」

[書評]
 文=渡部葉子
『気仙川』『陸前高田』
 畠山直哉 著(河出書房新社、2012年、2015年)


追悼・吉田桂二

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次号予告


 


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